歴史の豆知識 「ナロードニキ運動」
2017年 08月 05日

クリミア戦争末期に即位したアレクサンドル2世は、
敗戦を経験したことでロシアの後進性を自覚。
1861年、農奴解放を実施したほか、大改革に着手する。
しかし、いずれの改革も不徹底に終わる。
改革に失望した青年知識人たちは「人民の中へ(ヴ・ナロード)」
をスローガンに農村へ入り農村共同体ミールの伝統に基づいた社会改革
(ナロードニキ運動)を目指した。
しかし、抽象的な社会主義思想は農民に受け入れてもらえなかった。
ナロードニキは、1870年代に結成された改革結社のメンバーをさす。
by nenkin-matsuura | 2017-08-05 15:09 | ねんきん以外で | Trackback