ちょっとお得な年金情報 受給者編その36
2009年 12月 21日
Aさん(65歳)に以下の3つの年金の受給権があるとして、
「老齢厚生年金」…500,000円→受給中
「老齢基礎年金」…750,000円→停止中
「障害基礎年金」…792,100円→受給中
もし、Aさんに労災保険の『障害補償年金』の受給権があればその障害補償年金は、障害基礎年金を受給していると×0.88と減額して調整されます
しかし、「老齢基礎年金」を選択すればその調整は行われません
仮に、障害補償年金を1,000,000円として、
老齢基礎年金を選択すれば、
「老齢厚生年金」+「老齢基礎年金」=1,250,000円+『障害補償年金』=2,250,000円
今のまま障害基礎年金を選択すれば
「老齢厚生年金」+「障害基礎年金」=1,292,100円+『障害補償年金』×0.88
=2,172,100円
上記例のように労災保険の『障害補償年金』が絡んだ場合、(税金等は別として)障害基礎年金より額の少ない「老齢基礎年金」を選んだほうが、トータルの受給額はお得となります
by nenkin-matsuura | 2009-12-21 00:42 | ちょっとお得な年金情報 | Trackback